EDは自力で治すことはできる?筋トレや食べ物で改善する方法

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EDの原因は年代や生活環境によってさまざまです。

 

性行為の経験不足からくる自信喪失や、精神疲労やストレスが原因でEDを発症している場合は、心因性の要素が強く自力で治せる可能性もあります。

 

一方、40代以上は糖尿病や高血圧など、生活習慣病が原因となる器質性のケースが多く、自力で治療するのが難しい場合もあります。

 

ここからは、EDの予防や改善につながる具体的な対策法について詳しく解説します。日頃の生活の中で簡単に取り入れることのできる対策も紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

そもそもEDとはどんな症状?

 

EDとは、「Erectile Dysfunction」の略で、勃起機能に問題がある男性の性機能障害のひとつです。

 

EDの具体的な症状には以下のようなものがあります。

  • 性的興奮を受けても勃起しない
  • 勃起した状態を維持できない
  • 勃起しても十分に硬くならない
  • 挿入してもすぐに萎えて中折れする

EDになると性的興奮を受けてもペニスに十分な血液が送られず、満足に性行為できなくなります。

 

EDになる原因

 

EDは実は多くの人が罹患している身近な病気です。

 

軽度なEDを含めると日本人の1800万人以上がEDで、3人に1人の割合でEDということになります。高齢になると更に増加し、60歳以上では2人に1人がEDといわれるほど。

 

男性なら誰もが経験する可能性のあるデリケートな悩みです。EDの原因は大きく分けて以下の4種類です。

器質性ED

器質性EDとは、身体的な原因で起こるEDです。神経や血管に問題があると陰茎への血流が滞り、勃起しにくくなります。または陰茎の組織が損傷している場合に、勃起に支障を来たします。

 

器質性EDの原因のほとんどが、糖尿病や高血圧などの生活習慣病で、40代以降に多く見られます。

 

加齢による男性ホルモン「テストステロン」の低下や肥満なども器質性EDの原因となります。

【器質性EDの原因】

  • 血管障害によるもの
  • 神経障害によるもの
  • 内部分泌機能低下によるもの

器質性EDの治し方は「ED診療ガイドライン」では内服薬治療が推奨されています。

心因性ED

心因性EDとは、精神的なストレスやトラウマなど、心理的な要因で起こるEDです。

 

ストレスやトラウマによって神経に興奮がうまく伝達されず、満足に勃起できなくなります。

 

うつ病や不安障害などの精神疾患がEDに影響する可能性あり、10代~30代までの若い世代に起こりやすいのが心因性EDです。

 

妊活で排卵日にタイミングを合わせて性行為を行う「タイミング法」がありますが、男性にとってはプレッシャーに感じる方もいるようで、性行為をしないといけないというプレッシャーでEDになるケースがあります。

 

これも心因性EDによるものです。

【心因性EDの原因】

  • 心理的要因
  • 精神疾患

心因性EDの治療は、まずはED治療薬が推奨されていますが、強い精神不安がある場合など、治療薬でも改善できないケースもあります。

 

治療薬でも改善が見られない場合は、心理療法でカウンセリングを受けることでEDの症状が改善されるケースもあります。

混合性ED

器質性EDと心因性EDの2つの要因が重なって生じるのが混合性EDです。生活習慣病や加齢にプラスして、ストレスや過労が加わることで発症する傾向に。ED患者のほとんどがこのタイプで、50代~60代に多くみられます。

 

心と身体の問題が混在しているため、原因となるストレスや不安などを解消しつつ、身体面の治療も並行する必要があります。

【混合性EDの原因】

  • 器質性EDと混合性EDが合わさって起こる

混合性EDの治し方は、まずは生活習慣の見直ししましょう。

 

混合性EDは器質性EDと同じく肥満や高血圧などの生活習慣病が原因で発症するケースが多いです。

 

食生活の改善や定期的な運動で生活習慣を見直すことで症状がよくなることもあります。

 

それでも改善が見られない場合やED薬の投薬治療に切り替えましょう。

薬剤性ED

薬剤性EDは、普段から服用している薬の副作用が原因で生じるEDで、一時的に治まるものもあれば、長引くものもあります。

 

具体的には、精神安定剤や抗うつ薬、睡眠薬、降圧剤などが影響する可能性があります。薬剤性EDは適切に対処すれば治る可能性があるため、自己判断で薬を中止するのではなく医師に相談してください。

【薬剤性EDの原因】

  • 普段服用している薬が原因

近年20代・30代の若い世代で睡眠薬や精神安定剤を服用している人が増えていて、それに合わせてEDの症状を訴えている人が増えています。

 

薬剤性EDの治し方ですが、まずは今服用している薬を減薬する、または副作用が少ない別の薬に変更してもらうことで改善される場合がありますので、かかりつけの医師に相談してみましょう。

 

それでも改善が難しい場合はED治療薬の服用を試してみることをおすすめします。

EDを自力で治す方法

 

EDの原因はさまざまで、薬を用いた治療や医療機関での治療のほか、普段の生活習慣を見直すことで改善につながるケースもあります。

 

ここからは、EDを自力で治す具体的な対策法を紹介します。

 

栄養バランスのよい食事を心がける

 

EDの予防や改善のために、栄養バランスのよい食事を心がけることが大切です。

 

栄養バランスの悪い食生活は、血管の内側にコレステロールがたまる原因となり、動脈硬化が進行して、血液がスムーズに陰茎に送られなくなります。

 

肥満やメタボもEDの原因となるため、高カロリー・高脂質の食べ物はできるだけ控えるようにしましょう。

 

EDの予防や改善のために摂取するべき栄養素

 

EDの予防や改善につながる栄養素は以下のとおりです。

  • 亜鉛
  • シトルリン
  • アルギニン
  • カルニチン
  • DHA/EPA
栄養素 栄養素が含まれる食べ物
亜鉛 牡蠣・チーズ・豚肉・卵黄・レバー・煮干し・アーモンド
シトルリン スイカ・メロン・きゅうり・ゴーヤ
アルギニン アーモンド・キハダマグロ・鶏卵・高野豆腐・落花生
カルニチン ラム肉・鶏レバー・牛肉・赤貝

 

ビタミンCは亜鉛の吸収を高める作用があるため、一緒に食べることで効率よく亜鉛を摂取できるでしょう。

 

厚生労働省が推奨するDHA・EPAの1日あたりの摂取量の目安は、2つ合わせて1000mg以上です。これらの栄養素は体内ではほとんど合成されないため、食べ物やサプリメントで補う必要があります。

 

EDにならないために避けたい食事

 

陰茎の血行不良を招く器質性EDの原因の多くは、生活習慣病による動脈硬化です。

 

動脈硬化はEDにつながるだけではなく、命に関わるリスクもあるため注意してください。EDにならないために避けるべき食事は以下のとおりです。

  • 高カロリー
  • 高塩分
  • 高脂質
避けるべき食事 具体的な食品
高カロリー 揚げ物・脂身の多い肉・スナック菓子・カップ麺
高塩分 味噌汁・インスタント食品・外食全般・惣菜
高脂質 ジャンクフード・スイーツ・生クリーム・チーズ・マヨネーズ・バター

年齢や生活習慣によって必要な摂取カロリーは異なりますが、EDの疑いがある場合は高カロリー食品を控えてください。また、高脂質の食事はED治療薬の効果を半減させるため避けましょう。

 

適度な運動を取り入れる

 

肥満やメタボはEDの原因になるため、普段から運動習慣を身につけることが大切です。

 

ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は血流改善につながり、EDの予防や改善に有効です。目安としては、1日30分以上の運動を週3日以上継続するのが理想です。

筋トレする

筋トレは健康維持や体力向上につながるだけではなく、EDへの効果も期待できます。特に下半身の筋トレはED改善に有効です。

 

筋トレには男性ホルモンの一種「テストステロン」の分泌を促す作用があります。テストステロンと男性の性機能には密接な関係があり、テストステロンが増加することで勃起力がアップし、EDの改善につながります。

 

・EDを改善する筋トレの部位

 

EDを改善するためには、主に下半身の骨盤周りを中心に筋トレするのがおすすめです。

 

具体的には太ももやお尻、肛門の筋肉を鍛えることでEDの予防や改善につながります。

 

・EDにおすすめの筋トレ

 

EDにおすすめの下半身の筋トレには以下のようなものがあります。

  • スクワット
  • ランジ
  • レッグオープン
  • ケーゲル体操

いずれも骨盤周辺の血流改善につながり、EDの改善が期待できます。

 

過度な飲酒は控える

 

過度な飲酒はEDを発症するリスクが高まります。

 

お酒の飲み過ぎは肥満や動脈硬化の原因となり、高血圧や脂質異常症などの生活習慣病の発症リスクを高めます。

 

ただし、適度な飲酒であればリラックス効果があるため、無理に禁酒しなければいけないというわけではありません。

 

禁煙する

 

タバコに含まれるニコチンには血管収縮作用があります。また、喫煙は動脈硬化や肺がん、脳卒中、心筋梗塞など、さまざまな病気を引き起こすリスクがあります。

 

EDだけではなく、健康維持のためにも禁煙を心がけましょう。

医療機関を受診してEDを治療する方法

 

生活習慣の見直しだけでEDが改善されない場合は、ED治療薬の服用や機械を用いた衝撃波治療を受けることもできます。

 

クリニックでの治療の流れとしては、まず最初に薬剤による治療を行い、十分な効果を得られない場合に機械による治療を行います。また、持病などの関係でED治療薬を服用できない人には、機械による治療が適しています。

 

ED治療薬を服用する

 

性行為のタイミングに合わせてED治療薬を服用することで勃起をサポートします。

 

クリニックで処方される主なED治療薬は、バイアグラ・レビトラ・シアリスの3種類です。それぞれ効果が出るまでの時間や持続時間が異なるため、自分に合ったものを選びましょう。

 

衝撃波による治療を受ける

 

クリニックのED治療には投薬治療のほか、専用機器を用いた衝撃波治療があります。

 

衝撃波治療はEDの原因に直接アプローチするため、一時的なものではなくEDを根本的に改善したい人におすすめです。

主なED治療薬の種類

主なED治療薬には、バイアグラ・レビトラ・シアリスの3種類があります。それぞれ効果が現れるまでの時間や持続時間、食事の影響の受けやすさなど特徴が異なります。

バイアグラ

バイアグラは世界初のED治療薬で、勃起を抑制する酵素の働きを阻害するシルデナフィルと呼ばれる有効成分が配合されています。

 

性的刺激による勃起をサポートする効果が期待できるED薬で、服用後30分から1時間ほどで効果が現れ、5~6時間持続します。

 

バイアグラは食事の影響を受けやすいため、食後に服用する場合は2時間以上間隔を空けてください。

 

製薬会社 ファイザー社
規格 25mg・50mg
有効成分 シルデナフィル
形状 青いひし形
特徴

世界初のED治療薬
効果や持続期間は中間程度

食事の影響 受けやすい
効果の持続時間

25mg 約3時間
50mg 約5時間

服用のタイミング 食後1時間以降
効果が出るまでの時間 30分~1時間

レビトラ

レビトラはED治療薬の中でもっとも勃起力が高いのが特徴です。バルデナフィルと呼ばれる有効成分が含まれており、服用後20分ほどで効果を得られるため、即効性を求める人におすすめです。

 

現在、先発医薬品の生産が中止されているため、購入できるのはレビトラジェネリックのみです。

製薬会社 バイエル薬品
規格 5mg・10ng・20mg
有効成分 バルデナフィル
形状 オレンジの丸形
特徴

強い効果が期待できる
即効性がある

食事の影響 ほとんど受けない
効果の持続時間

10mg 4~5時間
20mg 7~8時間

服用のタイミング 食後30分以降
効果が出るまでの時間 20分~1時間

シアリス

シアリスは効果の持続時間が最大36時間と長いのが特徴で、タダラフィルと呼ばれる有効成分が含まれています。

 

勃起をサポートする効果は他のED薬に比べてマイルドですが、その分副作用が起こりにくいメリットもあります。また、食事の影響を受けにくいため、服用のタイミングを気にする必要はありません。

製薬会社 イーライリリー社
規格 5mg・10mg・20mg
有効成分 タダラフィル
形状 黄色の涙型
特徴

世界NO.1のシェア率持続時間が長い
自然に勃起する

食事の影響 受けにくい
効果の持続時間

10mg 20~24時間
20mg 30~36時間

服用のタイミング 食前でも食後でも可
効果が出るまでの時間 3時間

 

オンライン診療対応のEDクリニック

クリニック名

DMMオンクリ

レバクリ

クリニックフォア

診察費用

0円

0円

0円*

費用

(1錠あたり)

290円〜

346円〜

342円〜

薬の種類

・バイアグラ
・シアリス
・レビトラ
・バイアグラODフィルム

・バイアグラ
・シアリス
・レビトラ

・バイアグラ
・シアリス
・レビトラ
・バイアグラODフィルム

ジェネリック

処方あり

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国内承認薬

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EDに関するよくある質問

EDに効くサプリはある?

サプリは薬ではないため、EDを改善する効果はありません。
ただし、普段の食生活を補う目的で摂取することにより、血流や男性ホルモンの分泌を促進するなど、結果としてED治療につながる可能性はあります。

EDが治るきっかけは?

生活習慣が原因となるEDなら、食事内容や睡眠の質を見直すことで、徐々にEDも改善されることがあります。
また、精神的な要因なら、ストレス解消やその原因となる問題を解消することでEDが改善されることがあります。

20代でEDになることはある?

20代でもEDになることはあります。若い世代のEDは心理的な要因で起こる心因性EDのケースが多いです。
心因性のEDの主な原因は、ストレスや不安、プレッシャーなどです。

EDの初期症状は?

EDの初期症状には、性欲減退や勃起困難などがあります。
これらの症状が現れた場合は、食生活の改善や十分な睡眠を心がけましょう。適度な休息を取り入れ、ストレスを溜め込まないようにすることが大切です。

どのような症状があればED治療が必要になる?

ED治療が必要になる症状として、以下のようなものが挙げられます。

  • 勃起しても硬さが足りない
  • 勃起した状態を維持できない
  • 勃起しにくくなった
  • 性的興奮を受けても勃起しない
  • 頻度は高くないものの勃起しないことがある

全く勃起しないという状態だけではなく、勃起しても硬さが足りないとか、勃起した状態を維持できない場合もEDに当てはまります。気になる症状があれば、医療機関を受診して医師に相談してください。

ED治療はいつから始めるべき?

性欲減退や勃起困難など、EDの疑いがある場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
EDを治療せず放置すると、改善されるまでに時間がかかるほか、別の病気を見逃すリスクもあります。EDは糖尿病や高血圧など、生活習慣病を併発しているケースが多く、これらの病気を放置することで、命を落とすリスクもあるため注意してください。

ED治療薬を服用すると自然に勃起しなくなる?

ED治療薬を服用しても、自然に勃起しなくなることはありません。
ED治療薬は性行為の前に服用するもので、24時間以上間隔を空ければ毎日服用しても問題ありません。また、常用することで耐性ができる心配もありません。
ED治療薬で勃起不全が改善され、自信が持てるようになり治療薬が不要になるケースもあります。

EDは自然治癒する?

EDの原因によっては自然治癒することもあります。
心理的な要因によるEDで症状が軽い場合は、原因となるストレスや不安が解消されることで、EDも自然に改善されることがあります。
ただし、病気が原因となる器質性EDの場合は注意が必要です。EDの原因は自分では判断できません。EDの疑いがある場合は放置せず、医療機関を受診しましょう。

 

運営者情報
クリニック名 寿町クリニック
診療科目

・脳神経外科
・神経内科
・糖尿病内科
・めまい外来
・禁煙外来
・ペインクリニック

所在地

〒183-0056
東京都府中市寿町1-3-10
藤和府中コープ101

TEL 042-354-3111
FAX 042-354-3112
院長 売野 智之
総合顧問 落合 武徳(千葉大学名誉教授)
顧問・前院長 種村 孝
脳神経外科顧問

秋元 治朗(東京医科大学病院 脳神経外科教授)
羽井佐 利彦(JR東京総合病院脳脊髄神経外科担当部長)